額部の野鳥

9月15日(水)カワセミ(翡翠)

 カワセミは、体型と色合いが独特で、とても目立つ鳥です。でも、警戒心がとても強く、夏場は草木に紛れて、見つけることはとても困難です。でも、「チー」と鋭い声で鳴きながら川面を飛んだり、高い木から水中にダイブする様子をよく見せるので、見つけることも可能です。

 これからご紹介する写真は、この一週間で“たまたま”写せたカワセミです。川沿いの散歩道をウォーキングする中で、偶然、とまった瞬間を目撃したもの、石の上で休んでいる姿をたまたま見つけたものばかりです。カワセミに見つからないように隠れて撮ったもので、余計なものも入っていますが、とても神経を使います。

 カワセミは、漢字で『翡翠』(ひすい)と書きます。まさに、渓流の宝石と言える、素晴らしき美しさですね。

9月8日(木)ウグイス

 春先から「ホーホケキョ」と美しく鳴いていた(日本三鳴鳥の一羽です)ウグイスの声を聞かなくなって久しいですね。ウグイスは、“一夫多妻”で、オスは夏頃まで結婚相手を求めてさえずっています。

 その声も聞けなくなって、ウグイスはどこへ行ってしまったのでしょうか。実は、今まで鳴いていた藪の中で、静かに過ごしています。特に、小さな子を連れている場合は、気配をほとんど出しません。でも、います。

 その証拠を見つけました。藪の中から「チャッチャッ、チャッチャッ」という声(谷渡りとか笹鳴きというウグイスの地鳴き)がしていたのです。そして、運がいいことに、ウグイスが藪から出て、姿を思い切り現していたのです。

 ウグイスの姿を見るコツは極めてまれで、「声はすれども」の代表的な野鳥です。可愛いですね。

 お馴染みのワシタカの仲間、トビです。トンビとも呼ばれる大型の鳥です。

 久しぶりにゴイサギを見ました。今年生まれた幼鳥ですね。富岡ではなかなかお目にかかれませんが、大塩湖で見たことがあります。

9月2日(木)モズ

 モズは、明確な縄張をもっています。今朝、子どもたちにこの写真を見せると、うちにもモズが来ます、という声が聞こえました。そうです。モズは、半径100m程の土地を縄張としていて、そこでほぼ一生を終えます。家の近くで見かけるとしたら、いつも同じモズです。この写真のモズは、昨日のものと同じ個体のものです。この子は縄張り意識が強く、常に縄張の1番目立つところで「ケタケタケタケタ」と鳴いています。

 

 上がイソシギ、下がダイサギです。ともに、水鳥ではありませんが、水辺の鳥です。イソシギは植物類、ダイサギは動物類を食べています。ともに水辺で見つけやすい、とても美しい鳥です。 

9月1日(水)小さい秋 見つけた

 9月に入り、暦の上では秋となりました。昨日までの暑さは影を潜め、かなり涼しい日となりました。

 この時季の歌と言うと「小さい秋 見つけた」や「虫の声」が思い起こされます。昨日の音楽の時間と、今朝の朝の会の時間に、担任する子どもたちに、その歌に出てくる野鳥(生き物)についてのお話をさせていただきました。

 「小さい秋」の1番に出てくる野鳥はモズです。

 子どもたちは「かわいい」と口にしていましたが、モズは「モズ鷹」言われるように小さい猛禽類で、スズメ程度の生き物は枯れ枝などに串刺しにする「はやにえ」をします。とても怖い習慣ですが、生きるのに一生懸命のモズ。これから電線上などで、「キッキッキッキッ」と高鳴きを繰り返します。

 この花は、マツムシソウと言います。マツムシと言う虫が鳴く頃、きれいな花を咲かせます。「チンチロリン」というかわいらしい声(羽をすりあわせています)を聞いたことがあるでしょうか。マツムシは、一見するとスズムシとの区別がつきづらいです。

 上がオオタカ、下がノビタキです。オオタカは、額部にも姿を見せる小型の猛禽類です。とてもカッコいい鳥ですね。ノビタキは、秋になると、南の国に帰っていきます。夏は高原の草原で暮らしていますが、秋になると渡りに入り、額部でも、ちょっとした草地にいることがあります。とてもかわいいですね。

8月23日(月)成長

 カワセミは、春から初夏にかけて、4~5個の卵を育てます。しかし、その中から成長まで育つヒナはごくわずかで、1羽ないし2羽が育てば大成功だと思われます。

 過日、このページにて、2羽を育て上げたカワセミのつがいをご紹介しましたが、まさに奇跡です。

 この子は、今朝、ある河畔で撮影しました。まだカワセミらしい美しさはなく、くすんだ色合いですが、幼鳥である証です。もうひとり立ちして、立派に増水した川に飛び込んでは、自分で餌をとっていました。

 この石から50~60m離れた一本の草に、この2羽がとまっていたのは、つい先日です。2週間くらい前でしょうか。上が親で、下がヒナです。この時には、親から盛んに餌をねだっていました。わずかな間に、凄い成長ですね。こういう姿が見られるのも、野鳥観察の楽しみです。

8月20日(金)たくましき野生動物

 ちょっとした油断が生命維持に重大なピンチをもたらす自然界では、動物たちは必死に周りの状況を確認し、慎重かつ大胆に生活しています。今日ご紹介する3枚の写真は、それほどめずらしいものではありませんが、野生動物のたくましさや偉大さを表していると思います。

 まずは、野鳥観察をしていると時たま出逢う哺乳類。先日もニホンジカの親子写真を載せさせていただきましたが、今回は、特別天然記念物のニホンカモシカです。

 ここは、ある大規模な総合公園の裏手にあるほぼ垂直のがけです。人家にもほど近いここにも、ニホンカモシカは現れます。雨で下がぬかるみ、つるつるの斜面をトラバースしていくカモシカ。私には100%無理なトライです。

 次は、大雨で増水した川の、滝のようになっている所で餌を探すイソシギです。下はヌルヌルで、靴などでは到底歩くことはできませんが、自在に移動しては、ずっと餌探しに没頭していました。

 最後は、同じく増水した濁った川で魚を捕まえ、石にたたきつけては弱らせて食べようとしているカワセミです。渓流の宝石と呼ばれ、美しさが際立つカワセミですが、泥水にも突っ込んでいく勇気と、的確な捕獲、そして、大きな魚との格闘にも負けない力強さも兼ね備えています。

 私たち人間のように、互いに助け合うと言うよりも、周りの全てが競争者であり敵でもある野生動物のたくましさは、素晴らしいと心から思います。

8月4日(水)保護色

 現4年生は、昨年度2月に大塩湖に野鳥観察に出かけています。冬はとても寒いので、服装をしっかり整えることは絶対に必要ですが、寒ささえ克服できれば、どこでも最高の野鳥観察ができます。

 それに比べて、木々の葉や草が生い茂る夏は、野鳥を見つけることはとても困難です。「声はすれども・・・」ということばかりで、姿形は全く拝めないことがほとんどです。

 それでも、木々の間から飛んだときや、何かの上にとまったときなどは、野鳥を見つける最大のチャンスです。特に、電線や屋根、看板やガードレールなどにとまるものは、野鳥しかいません。

 これからご紹介する3種類の野鳥は、隠れる天才たちです。カワセミは、「渓流の宝石」と言われるほど美しく輝いていますが、葉や草にとまったらまず見つけることはできません。この写真は、たまたまその木にとまったのを目撃したので、見つけることができました。

 2枚目はイソシギです。川辺にいることが多いので、小石や砂に紛れてたいへん見つけづらいです。小さな鳥ですし。これはたまたま、川中の石にとまったのを写真に撮りました。

 最後は、可愛いキセキレイです。2年生にとても人気があります。この鳥も川にいることが多く、石や砂の間では、ほぼ見つかりません。この時は、たまたま橋の欄干にいました。

 たまたまそこにいても、カメラを構えて撮るまでに飛んで行ってしまうことがほとんどです。また、ピントがずれることも多いですし、写真にうまく撮れる機会は1%もありません。それでも、気持ちのいい自然の中で健康的に散歩していると、素晴らしい瞬間がやってくるものです。

7月27日(火)夏休みに出逢ったいろいろな野鳥

 野鳥の世界は、4~6月は繁殖の時期です。♂鳥は高い木などでにぎやかにさえずっていて、自分たちの縄張はここだ、と宣言しています。♀やヒナたちは、あまり目立った行動はしていませんが、ぎこちない動き+群れで生活しているために、たくさんの鳥を見かけます。1年で1番多くの野鳥が見られるのが、この時期です。

7月に入ると、野鳥の世界はとても静かになります。もう囀りはほとんど聞かれなくなり、ヒナは親離れするので単独行動が多くなります。野鳥の世界は、ぐっと静かになります。

それでも、目をこらし、耳を澄ませば、近くにこんなにもたくさんの野鳥がいます。日の出ころから1時間くらいでしょうか。少し早起きして、自然豊かなところに出かけると、いろいろな野鳥に出逢うことができます。

オオヨシキリの幼鳥です。

1番にぎやかな鳥、ガビチョウです。

ゴイサギです。夜、活動します。

ウグイスです。めったに姿を見かけません。

カワセミの幼鳥です。ひとり立ちしています。

ガビチョウ同様、中国から連れてこられた鳥です。たいへんにぎやかで、家の近くに住み着くと、困ります!?

カワセミの幼鳥です。今は、親鳥に面倒を見てもらっていますが、近く、親離れしそうです。奇跡的に2羽が育っていますね。

イソシギです。めずらしい水際の鳥です。

7月15日(木)カワセミの成長

 野鳥の成長スピードは、とても速いです。4年という短い寿命ですから、人間の1/20。つまり、20倍の速さで成長しているのです。

 このカワセミは、推定で、5月中旬に生まれました。2か月ですか。20倍すると40か月。つまり、人間でいう3歳半ですが、既に完全にひとり立ちしています。20歳くらいと言ってもいいでしょう。

 6月9日の写真です。右の子がヒナです。

 凄い成長ですね。

 この子達も、今年の春に生まれた子達です。

 最後の子は、アマサギです。この子は成鳥ですね。

7月13日(火)仲睦まじい野鳥の家族

 春から初夏にかけては、野鳥の世界は繁殖シーズンでした。野鳥のさえずりが響き渡り、自然の中はたいへんにぎやかでしたね。7月には行って少し声が聞こえなくなってきましたが、少し寂しい。子どもたちが巣立ち、さえずりはなくなり、あまり野鳥の姿も見られなくなります。そんな7月に捕らえた仲睦まじい野鳥家族の写真です。

 ご存じカワセミのつがいです。

 たいへんにぎやかなカオジロガビチョウのつがいです。

 この4羽でひと家族です。あまり見かけないサギの仲間で、ゴイサギといいます。夜に活動します。上からヒナ・親・ヒナ・親です。めずらしい4羽家族です。早朝撮影しました。

6月30日(水)雨の中、ご苦労様

 野鳥達にとっては、大変生活しづらい雨の中ですが、この日早朝、元気満々の中国由来の鳥・ガビチョウのヒナを見つけました。かわいいですね。まだ飛べなくて、地面を走りまわっていました。

 この子はホオジロですが、私が1mの側まで近づいてもびくともしないで、さえずっていました。たくましいですね。

6月24日(木)がんばれ!!

 あの幼鳥の一週間後です。色合いが不安定で、まだまだ子どもですが、もうたった一羽で餌捕りをしていました。見てください。この鋭い目つきを。野鳥の成長は凄いですね。

 めずらしい鳥のご紹介です。初めはコチドリです。水辺の鳥ですが、足が長く、活発にじゃりの中を歩き回ります。上の写真が母親、下が子どもたちです。まだ一緒にいますが、親離れも間近でしょうね。

 最後は、カワガラスです。私たちになじみ深いハシボソ・ハシブトのあのカラスとは別種類ですが、色がカラス的ですね。カワガラスは、No.1水泳名手で、水に潜っては虫を捕って食べています。目を閉じると、白いまぶたが現れ、まるで起きているかのようです。尻尾を立てたかわいいシルエットが印象的です。

6月18日(金)ひとり立ち

 9日のカワセミ親子については、ずっとお知らせしてきましたが、“つかず・離れず”という感じで、2羽とも魚獲りにがんばっていました。幼鳥も、苦労して魚をゲットすることもあり、もう大丈夫でしょう。

 そんな2羽ですが、今朝、久しぶりに同じ石で休んでいるのを目撃しました。親子仲睦まじく。心温まる景色です。

 突然、親鳥が「チー」と大きな声で鳴くと、子どもに襲いかかりました。ビックリした子は下流へ飛び去ってしまいました。一方親鳥は、平然と上流で魚をねらっていました。

 もう、ひとり立ちの季節なんですね。親離れ・子離れです。厳しいようですが、これが自然の掟。子どもはもう、母親を頼りにすることなく、たくましく生きていくでしょう。そう、1年前に、同じことをされたカワセミ幼鳥が、今回の母親です。感動ですね。

6月17日(木)キセキレイも成長中

 15日の記事に載せたキセキレイの親子も、無事?親離れ・子離れが終わりました。野鳥の場合はあっさりしたもので、もう近くにいてもお互いに頼ることなどありません。立派な独り立ちです。「がんばれ。」心の中で声をかけ、その場を離れました。

 こちらは、カワセミの母親です。カワセミ親子も、既に離れて暮らしています。この子は、幼鳥だった1年前にずっと1羽でいて、かわいい姿を約3か月間、毎日のように見てきました。ですから、自分の子のように、とても愛着があります。大仕事を成し遂げましたから、これから約1年間は、単独で生きていきます。自分の子とは隣同士の縄張となったのも、ホッとしました。たまには会って、「Hello。」なんて言うのかな?

6月16日(水)ついにお魚ゲット

 あのカワセミ幼鳥は完全に独り立ちしました。この日の朝には、小魚を水中ダイブして捕る瞬間を目撃しました。すごいですね。

 お母さんは、少し離れた場所で、大きな魚をゲットしていました。たくましいですね。まだ生まれて間もないのに、もう独り立ち。がんばってほしいですね。

 めずらしいコチドリとニホンジカの親子も目撃しました。かわいいですね。

6月15日(火)カワセミ幼鳥のその後

 あのカワセミ幼鳥のその後です。

 ついに親と完全に別れ、たった一羽で全てを負って生活し始めました。「がんばれ。」と声援を送るしかできませんが、母親だって、1年前の幼鳥です。ずっと成長を見続けていました。たくましいです。私たち人間がどうがんばっても、自然の生き物にはかないません。

 でも、これだけしっかりすれば、もう天敵に襲われても逃げ切ることができるでしょう。がんばってほしいです。母親は、多分、1つ上流に縄張を作っていると思います。お隣同士です。

 キセキレイも子育て真っ盛りです。かわいい幼鳥に餌を与える親鳥。こちらも「がんばって。」。

6月11日(金)2日後のカワセミ

 9日の写真のカワセミ親子の2日後の姿です。実は、2日後も無事であること自体が奇跡であり、とてもうれしいシーンなんです。上の写真が幼鳥で、既にホバリングから魚ゲットを成し遂げました。すごい成長ですね。

 母親(1歳)は、去年、幼鳥でした。もう自在に飛び回り、小魚を次から次へと捕っています。すごいですね。

 2年生の子達に大人気のカワセミ親子です。

 

6月9日(水)赤ちゃんラッシュ

 野鳥の世界では、春から初夏にかけては、赤ちゃんラッシュです。

 先日、子どもたちには、「ヒナは絶対拾わないで。」というお話をさせていただきましたが、人間の匂いが付くと、野鳥はもう世話をするのをやめてしまいます。大きくなるために、5000とか10000匹の虫を与えないと育たない野鳥(ツバメ等)を世話することは、人間では不可能です。親鳥は、いつでも近くで見守っていますから、どうか、ヒナを見つけてもそっとしておいてください。

 カワセミ・ツバメ・ハクセキレイの、今年生まれたヒナです。もうすぐ独り立ちします。かわいいですね。

5月26日(水)めずらしい野鳥

 最近、めずらしい野鳥を見かけました。名前は100%正確ではありませんが、大きなクリッとした目玉と色合いから、コサメビタキだと思います。鳴き声が小雨のような「シュリシュリシュリ」という小さな声で、夏鳥の中では最も静かな鳥です。

 非常にかわいいですね。

 私たちの身のまわりを、少し注意して見渡すと、こんなちょっと素敵な野鳥がたくさん活動しています。

 キビタキです。非常に元気で、樹上で大きな声でさえずります。

 ヤマガラです。「ビービー」と鼻にかかった声で鳴きますが、大人気の鳥です。

 キセキレイです。とてもかわいらしいです。

 シジュウカラです。ヤマガラの仲間ですが、黒ネクタイをしています。

 メジロです。目の周りが白く、それが名前の由来です。

 オオヨシキリです。芦原や林で、「ギョギョシ、ギョギョシ」と大声で鳴いています。ウグイスの仲間です。

5月11日(火)夏鳥の季節となりました

 暖かい季節となり、今まで私たちの周りをにぎやかにしてくれていた冬鳥達は、北国へ帰っていきました。入れ替わるように、南の国から、繁殖のために、夏鳥がやって来ています。これから10月頃まで、さえずりから抱卵、誕生、若鳥の世話等に忙しく動き回ります。

 夏鳥の多くは、とても目立ちたがりです。みな、梢で思い切り鳴きます。みなさんも、大塩湖などを散策する際には、きれいな声と木のてっぺんで思い切りさえずる夏鳥をお楽しみください。

 オオルリです。目が覚めるような青色の鳥です。日本3鳴鳥の1つです。

 キビタキです。大塩湖にもたくさん来ています。ものまね名人で、サイレンや他の鳥のまねが得意です。

 クロツグミです。美しき森の歌い手です。この子はメスです。

 この子はオオタカです。留鳥です。カッコいいですね。

4月15日(木)マヒワ

 今年は季節の移り変わりが早く、大塩湖の水鳥たちも早、北に旅立ちました。ジョウビタキやベニマシコも、もう姿はありません。

 その代わり、校舎の軒下には、南からやって来たツバメたちが巣作りの真っ最中です。

 この子は、マヒワ。黄色いとても美しい鳥ですが、間もなく北に帰ります。でも、こうやってまだ日本の春を楽しんでくれているのです。ご近所にいる黄色い鳥は、もしかしたらメジロではなく、このマヒワかも知れません。

3月16日(火)ハイタカ

 猛禽類と言ってもトビかノスリくらいしか見たことがない私ですが、今年度学校近くに来ていたチョウゲンボウは、大変貴重な野鳥でした。

 先日、近くの公園を散策していると、この鳥が頭上にいるのが目にとまりました。写真に撮って教室で子供たちと見ていると、「ワシみたい。」という意見が出て、「もしかしたらオオタカかハイタカかも。」ということになりました。野鳥の会の掲示板で紹介させていただいたところ、「ハイタカ」というお答えをいただきました。

 「ハイタカ」=灰鷹

 人気の「ナルニア国物語」の主人公と同じ名前の小型猛禽です。小型だけあって、林でもどこでも俊敏に飛び回り、獲物を逃すことはありません。

 そのハイタカを初めてこの目で見られてとても幸せでした。

 大塩湖のベニマシコ(下北半島から北海道へ帰る)やルリビタキ(2000m級の山に帰る)、ジョウビタキ・ツグミ・カモ類(シベリアなど大陸に帰る)はもうすぐ旅立ちとなります。寂しくなりますが、3月下旬にはツバメ、4月になるとキビタキやオオルリなどが南の国からやって来ます。キビタキ・オオルリは存在感抜群ですので、見つけるのも簡単です。まだまだ大塩湖は、私たちにとって最高のバードウオッチングポイントです。

3月15日(月)春ですね

 「梅に鶯」は、古代より中国、そしてこの日本で愛されてきた文学のテーマですが、実際は、ウグイスはほとんど姿を見せません。

 最近、ようやくウグイスのさえずりは聞こえてきました。

 梅の花の蜜を求めてたくさん来ているのは、鶯色したメジロです。とてもかわいいですね。みなさんも、春の陽気に誘われて、近所の梅の木に出かけてみてください。

 これは、ミコアイサです。通称パンダガモ。本当に、パンダさんそっくりです。

2月7日(日)もうすぐ北へ

 鏑川をずっと下っていくと、甘楽町から高崎市(吉井町・山名町等)を流れて、やがて烏川と合流します。

 その山名町の、やや川幅が広いところに、100羽くらいハクチョウが羽を休めています。

 今年は、越冬地の本場?新潟県が豪雪のために、南の群馬県にもたくさんのハクチョウがやって来ています。邑楽町のガバ沼・多々良沼には、400羽近くいるようです。

 もしもみなさまが近場でご覧になりたい時には、この山名の鏑川が手軽だと思います。山名ニュータウンの通りから南に入るとすぐに川ですが、藤岡から高崎市寺尾町をつなぐ新しい橋の下辺りが、ハクチョウの越冬地です。橋の下が駐車場で、車を降りるとすぐのところにハクチョウがたくさん水に浮いています。

 写真は、めずらしいアメリカコハクチョウ(くちばしが黒い)と、コハクチョウの群れです。3月半ばには、遠くシベリアに向けて一斉に飛び立ちますので、今月末くらいまでが見頃です。

 最後はジョウビタキ♀です。本当にかわいい鳥で、4月上旬までいます。

1月21日(木)厳寒期の野鳥たち

 今は、1年間で1番寒い季節ですね。朝はマイナス気温が当たり前で、早起きしての観察がとても厳しい。

 それでも、日の出を迎える頃には、野鳥も元気に姿を現します。

 実は、朝は野鳥観察に1番適しています。夜の間に何も食べていない野鳥が体力を回復させるには、朝食が欠かせません。自分のテリトリーで、せわしなく活動している野鳥に、たくさん出会う事ができます。

 ベニマシコのつがいです。左がオス、右上の目立たないのがメスです。

 渓流の宝石は、本当に美しいです。カワセミです。

 黄色がとても映える愛らしいキセキレイです。

 ジョウビタキは、ロウバイの枝で一休みです。

1月12日(火)大塩湖へ行きましょう

 早朝は大変寒いので、休日は、日中の温かな時間帯に大塩湖に行くと、様々な野鳥に出会えます。

 あまり「ヒッヒッヒッ」という鳴き声はしなくなりましたが、人への警戒心が薄れ、私たちのすぐそばまで来るようになったジョウビタキです。

 大塩湖周辺には、いくつか餌場がありますが、そこにはいろいろな野鳥が集っています。この子はヤマガラ。とてもかわいい鳥です。

 ボート乗り場周辺を縄張にしているカワセミです。いつも同じようなところで湖中の小魚をねらっています。

 ベニマシコは、とても小さな鳥です。スズメくらいです。でも、足下の藪の中で、種をついばんだり、「ピッピッ ピポッ」とかわいく鳴いたりしている姿をよく見せてくれます。

 後ろ姿ですが、黒っぽい羽にある白い線が目印です。

 私たちの住む額部地区にある野鳥の宝庫・大塩湖。今は水鳥もたくさん来ています。ぜひ、出かけてみたいですね。

1月4日(月)今年もよろしくお願いいたします

 気温-4℃の大塩湖の朝。散歩する人もまばらな大変な寒さの中、「新年、明けましておめでしう。」という感じで、ベニマシコが顔を出してくれました。

 3羽程でしょうか。オスが2羽、メスが1羽いるようです。場所は、湖の南側にあるボート乗り場から100m程甘楽町への分岐方面に行ったところです。右手の藪の中で活動していました。

 この日は鳴き声はしませんでしたが、ガサゴソという音と、「ポポポッ」という羽音でいるのがわかりました。鳴き声は「ピッピッピッ、ピポッ」という感じで特徴的です。結構大きな声です。

 あまり人を怖がることはありませんが、近すぎないで静かに観察していると、ずっとそこにいてくれると思います。

 とても愛らしい、大塩湖のアイドルです。

 真っ赤な体のオスです。

 この子もオスですが、まだ若く、体の色は薄いです。

 メスの写真は鮮明ではありませんでしたので、掲載いたしません。

11月26日(木)冬鳥でにぎやかです

 今、額部周辺は、北国からの使者・冬鳥でとてもにぎやかです。先日は、双眼鏡を手にした3年生の上空を、無数のイカルが飛んでいきました。

 くちばしがすごいですね。固い食べ物でも平気です。

 イカルの仲間・シメです。やはりくちばしが大きくて、強そうですね。

 ジョウビタキ♀です。限りなくかわいいですね。

 これは何だと思いますか。実は、泳いで川底の餌をとるカワガラスです。泳ぎの天才で、急流でも平気です。

 かわいいですね。白目は、寝ているときでも、敵に起きていると思わせる技です。

 泳ぎというか、飛び込み名人がカワセミ。水中にくちばしから飛び込み、魚を捕ります。

 6年生国語にある「やまなし」では、カニの親子の上を優雅に泳ぐ魚を、あっという間に捕まえ去っています。

11月4日(水)ツグミ

 ジョウビタキと並ぶ冬鳥・ツグミがやって来ました。ツグミは、冬鳥の中でも、最後まで日本にいます。来年5月まで半年間、私たちの目を楽しませてくれます。まだ、警戒心がありますが、ひと月もすれば、あちこちで歩き回っている様子を観察することができそうです。

 真っ赤に色づいたハナミズキにとまったホオジロです。

 ジョウビタキの♀も見かけるようになりました。本当にかわいいですね。

10月27日(水)野鳥の会の方にお世話になりました

 日本野鳥の会群馬支部教育普及委員の方にお出でいただき、子供たちに楽しく野鳥のお話をしてくださいました。なかなか普段聞くことができない鳥の見分け方や観察での注意点などを、映像と模型(バードカービングを趣味でされている方です)でわかりやすく伝えていただきました。

 子供たちとは、大塩湖に冬鳥(特にカモ類)が来たら、双眼鏡を持って観察に行きたいと思います。

10月23日(金)ついに額部小にも、ジョウビタキ

 冬鳥の代表選手、ジョウビタキが元気に校内で「ヒッヒッヒッヒッ」と鳴いています。今年も来てくれたシベリアからの使者ジョウビタキ。本当に素晴らしい再会です。

 黒い顔に白い頭、背中の白い紋がジョウビタキの特徴です。

10月15日(木)仲よし

 野鳥は基本的には自分は以外全て敵です。このカワセミは、自分の縄張を犯しそうなカワセミを追い払いました。もしかしたら、自分の親かも知れないのに、非情です。でも、それが厳しい自然なのです。

 こんな華奢な体なのに、凄いですね。

 この時、上空をハクセキレイが通過しました。

 それでも、メジロ(左)とシジュウカラ(右)は行動を共にすることが多いです。それは、大きな敵に襲われないため。混群といって、何種類かの小鳥がいっしょに餌をついばみ、飛び回ります。

 実は、シジュウカラは、人間以外で文として言葉を話すことができる自然界唯一のバイリンガル。「ツツピー ジジジ」と言ってたら、「敵だ 集まれ。」と言っているそうです。この写真の時には、「ツーツー ピーピー」「チーチー」と楽しく鳴き交わしていました。

10月13日(火)イカル・オナガ

 冬鳥がやってくる季節になりました。もしも、近くでジョウビタキ等を見かけた場合は、ご連絡ください。

 ジョウビタキの♂です。黒い顔とオレンジ色の体、そして、白い頭がきれいです。

 ジョウビタキの♀です。私は個人的に1番好きな鳥でして、携帯の待ち受け画面は、ジョウビタキの♀の写真です。

 さて、今朝の散歩で、イカルとオナガを見かけました。イカルは、厳つい顔と大きな嘴が特徴ですが、とてもきれいな声でさえずります。いや、本当に美しいです。

 オナガはとてもきれいな鳥ですが、カラスの仲間だけあって、大変大きな声でさわがしく鳴きます。みなさまに家の庭にも来ることがあるでしょう。人との付き合いが長い野鳥です。

10月12日(月)ノスリ × → チョウゲンボウ

 野鳥の会の方に、この鳥はノスリではなく、チョウゲンボウだと伺いました。訂正したいと思います。

 まだまだ野鳥初心者の私で、申し訳ありません。

10月7日(水)ノスリがいた → チョウゲンボウがいた

 学校周辺を縄張にしている猛禽類・チョウゲンボウが、旧体育館跡の電柱や新体育館横の防災無線スピーカーから、盛んに辺りの様子をうかがっています。この日は、近くにいたカラスとちょっとしたバトルを行い、子供たちが歓声を上げていました。

9月30日(水)小さい秋、見つけた

 童謡「小さい秋、見つけた」(サトウ・ハチロー先生作詞)の1番に、「呼んでる口笛 モズの声」と出てくる、モズは、まさに今の時期の野鳥です。秋から冬にかけて、たった1羽で縄張りを構えるモズは、木のてっぺんや電線などで「高鳴き」を繰り返し、他の鳥が侵入するのを防ぎます。木の枝にトカゲや昆虫、時にはネズミまで串刺しにする「はやにえ」をする怖い野鳥というイメージがありますが、とてもかわいらしいです。見つけやすい鳥No.1です。

1番小さいキツツキ、コゲラです。去年、6年教室の窓にしがみついていました。かわいいですね。

渓流の妖精、キセキレイです。校庭やスーパーの駐車場など、至る所にいるハクセキレイ・セグロセキレイの仲間です。

渓流の宝石、カワセミです。見つけるのが一苦労ですが、「チー」と鳴きながら川の上を一直線で飛ぶので、発見できます。また、一度とまるとしばらくじっとしているので、観察も可能です。

8月21日(金)幼鳥

 今年生まれた(5月~8月)幼鳥が、親離れして、1~数羽で活動しています。巣立ちした直後は、親がつかず離れずして餌をあげたり、天敵から身を守ったりと面倒を見ていました。まだ完全に独り立ちしたとは言えませんが、これからは、自分だけを頼りに生きていきます。

 それにしても、巣には卵が5~8個くらい入っていますから、巣立ちまでこぎ着けるのは半分ほど、親離れできるのはさらに半分となり、最後には1~2羽となることがほとんどです。自然の中で生きる野鳥は、大変な危険の中、懸命に生きているのです。

 ですから、これからご紹介する子達は、卵から巣立ち・親離れまで生き抜いたたくましい子達です。ただ運がよかったとも言えますが。

 モズです。小さな猛禽で、小鳥さえ捕まえる猛者であり、木の枝などに捕まえた生き物を串刺しにする“はやにえ”をします。でも、ここまで大きくなれるのも、奇跡に近いです。私の家に今春、巣を構えたモズ一家は、ある深夜、フクロウ?に襲われ、その一生を終えてしまいました。

 まだ親に餌をとってもらっています。小さな声で「チー、チー」と鳴いているかわいいカワセミです。小さく弱々しい感じですが、しっかり高速で飛ぶこともできます。甘楽総合公園内を流れる雄川の、吊り橋下流付近によくいます。

 ホオジロです。まだ、白いほっぺがはっきりしませんが、「一筆啓上」と美しい声でさえずります。スズメとともに、この辺りでは1番多い鳥です。いつも草むらにいて、「チチッ、チチッ」と鳴いています。

 この3羽は、人間に例えると小学生から高校生くらいでしょうか。ちょうどみなさんのお宅にいる子供たちと同じくらいです。その子達がたった一人で生きていくことを想像しても、その大変さが分かります。かわいい野鳥は、毎日、必死に生きています。

8月19日(水)カワセミ・ゴジュウカラ

 岡本地区の東は、甘楽町善慶寺です。そこの南側に甘楽総合公園があります。野球やテニスなどのスポーツ施設ですが、真ん中にきれいな川が流れ、自然豊かな癒やしの公園です。野鳥の種類・数ともにとても多く、野鳥観察に適した公園です。

 雄川は、私が子供の頃は恥ずかしながらとても汚く、近くに寄るのも嫌でした。でも今は「飲めるかも。」(実際は無理です。)と思えるほどきれいです。

 ですから、“清流の宝石”と言われ、きれいな川などにしかいないカワセミが数羽(3羽くらい)棲んでいます。カワセミは、「チー」(「キー」とも聞こえます。かなり大きな声です。)と鳴きながら、水面すれすれを飛んでいくので、見つけやすいです。目立つ石の上などにとまり、水中を泳ぐ魚などをねらいます。

 ゴジュウカラは、少し標高の高い高原にたくさん棲んでいます。ゴジュウカラは、少し青みがかった背中と、オレンジ色の脇腹、そして、サングラスをしたような顔に特徴があります。何より、木の幹を、上にも下にも自在に歩くことができます。キツツキさえできない下向きに歩くことを、このゴジュウカラは簡単にすることができます。

 軽井沢の別荘街にたくさんいますが、すばしこくて、確認することはとても困難です。

8月1日(土)霧ヶ峰・八島が原湿原

 ミニ尾瀬として有名な八島が原湿原には、美しい高山植物や珍しい野鳥がたくさんいます。富岡と比べて、気温が7~8度は低く、とてもさわやかです。

 以前、八島が原のアサギマダラをご紹介しましたが、今日は野鳥です。4月30日の記事で、富岡を通過中のノビタキの写真を掲載しましたが、彼らの目的地の1つが、霧ヶ峰高原です。白樺湖から八島が原湿原までの10キロの間には、無数のノビタキが生活し、子育てをしています。

 この子は、今年ここで生まれた幼鳥です。9月には長い旅に出て、冬までに南の国に帰ります。

 最後の子は、ホオアカです。大塩湖にたくさんいるホオジロと同じ仲間ですが、ほっぺが赤く、高原にある草原にすみます。

 この網は、鹿除けです。八島が原の貴重な自然は、この網に守られています。

5月29日(金)アサギマダラ

 今朝、大塩湖でアサギマダラを見かけました。とても長い距離を移動する旅蝶として有名ですね。

 夏から秋にかけて、この辺りでも繁殖しますが、冬になる前に南の島に渡り、越冬します。中には北海道から台湾付近まで旅するアサギマダラがいるようです。

 私も、蓼科や霧ヶ峰、赤城自然園などでたくさん見たことがありますが、大塩湖では初めてでした。とても感激しました。

 どうか無事、パートナーを見つけて繁殖し、南の島めがけてみんなで旅できるといいなあと心から思います。

 あまりに写真が不鮮明ですみません。後日、霧ヶ峰・八島が原湿原で撮った写真を掲載いたします。

大好きなフジバカマ(ヨツバヒヨドリ?)の花にとまるアサギマダラです

5月27日(水)親子

 大塩湖のアイドル、カイツブリには、今、かわいい雛連れが何組かいます。小さな雛は「ピーピーピー」と鳴いているので、いるのがすぐにわかります。親鳥は、潜って(カイツブリは潜りの名人)とった小魚などを雛に与えます。夏休み頃まではそのように雛を育てますが、そのころからわざと餌を与えないで、自分でとるように促します。「親離れ 子離れ」の時期です。雛は失敗しながら魚とりを覚え、冬頃までに自立します。大塩湖に残る子もいますが、今の大塩湖はたくさんのカイツブリの縄張りでいっぱいです。多くは他の河川や池などに生活の場を求めて旅立ちます。そこからが正念場。必死に自分の縄張りを築き、結婚し、雛を育てていきます。カイツブリは「キュルルルルルル」などととても美しい声で鳴きます。とても小さなカモの仲間です。

左が親鳥 右が雛です この子のきょうだいもいます

 もう1つは、アオサギです。湿性花園を縄張りにしており、いつもいます。とても大きな鳥で、威厳がありますね。

アオサギです この辺りでは最大の野鳥です

5月13日(水)キビタキが目の前に
 大塩湖のキビタキが、私の目の前に急に現れました。あまりにびっくりしてシャッターを押しましたが、林の中が生活の場なのに、どうして明るい湖岸に現れたのか、不思議ですね。本当に美しい夏鳥です。


4月30日(木)大塩湖に夏鳥が来ました!!
 大塩湖に、最近、オオルリ・キビタキという南国からの渡り鳥が来ました。まだ、自分の場所(縄張り)が確定していないので、あちこち動き回っていますが、1~2週間で子育ての場所を決めます。7月上旬まで、とても美しいさえずりをしますので、楽しみです。9月には幼鳥とともに南へ帰ります。ちなみにオオルリはフルートのような音色で最後に「ジジッ」と濁った音を出します。キビタキは、「ピロッ ピピピ」などと鳴きますが、ものまねも得意です。

オオルリです いしぶみの丘と湖東の2カ所にいます

キビタキは、今日現在、5~6羽はいます

 現在富岡を通過中のノビタキです。南の国から、高原にある草原をめざして旅をしています。(写真は、登利平富岡店前の高田川です。)